当前位置:首页 期刊杂志

話す·言う·しゃべる

时间:2024-05-20

李清华

(沈阳师范大学外国语学院日语系 辽宁 沈阳 110034)

1 定義

「話す」·「言う」·「しゃべる」の定義を辞典で見ると、どの辞典も似たり寄ったりで、次のようにまとめることができる。

話す(他五):声を出して、言葉で事柄や自分の考えを伝える·説明する。

言う(自他五):必ずしも伝達を目的とはせず言葉や音声を発する。

しゃべる(自五):「言う」·「話す」と比べて、より談話的である。また、口が軽くてぺらぺらと話す。

すべて「人間の言葉を使う行為」を表す点が共通する特徴である。

2 三者の使い分け

2.1 「言う」と「話す」

(1)a.ひとりごと(せりふ·早口ことば)を言う。

b.ひとりごと(せりふ·早口ことば)を話す。(×)

(2)彼女は素直にうなずいて「はい」と言った。

(3)a.冗談(お世辞·嘘·悪口·出まかせ)を言う。

b.冗談(お世辞·嘘·悪口·出まかせ)を話す。 (×)

(4)a.体験(思い出)を言う(×)

b.体験(思い出)を話す

「せりふ」·「冗談」などは「ことば」であり、「体験」·「思い出」は「事柄」である。したがって、「言う」は「ことば」を表出することが分かる。これに対して、「話す」は「事柄」を言葉で描写的に説明し伝達するのである。それに、上の例によって、「言う」の伝達は「一方的」であることが分かる。これに対して、「話す」は「相手を意識している」という特徴が認められる。この特徴の違いは、「言い合う」と「話し合う」という複合動詞の意味違いにも反映される。

「言い合う」は相互に一方的な行為をしていることで、時に争いに発展する。一方「話し合う」は、本来、合意に達することを目的とする相互的伝達である。

2.2 「しゃべる」と「言う」「話す」

(1)a.暇さえあればぺらぺらしゃべる。

b.暇さえあればぺらぺら話す。(?)

この例から、「しゃべる」は表出の仕方に「コントロールがきいていない」点に特徴が認められる。「人の秘密をうっかり他人にもらす」も「しゃべる」の意味の一つである。これに対して、「話す」は表出の内容にコントロールがきいている。つまり「描写的に説明し伝達する」である。この違いは、例⑵にも現れる。

(2)a.英語を話す

b.英語をしゃべる

aは英語で内容のあることを伝達し得ることであり、bは英語で何かを表出し得ることが大切なので、その内容は問題にしていない。また、「お話」は内容を指すが、「おしゃべり」は 「コントロールがきいていない」から楽しい行為なのである。なお、「しゃべる」は相手を意識しない行為とも考えられる。この点に「言う」と共通する。

3 「言う」の特殊用法

3.1 「言う」は下の例のような「動物や物が声や音を発する」用法がある。

(1)犬がキャンキャンと言ってうるさい。

(2)風で雨戸がガタガタ言う。

3.2 (「…を…と~」などの形で)…を…と呼ぶ。名づける。

(1)村人はS医師のことを「赤びげ先生」といっている。

(2)彼こそ天才というべきだ。

(3)実際に話したり書いたりするという具体的な動作性の弱まった用法。

①(「…と言う」の形で文を受けて)世間の多くの人が…ということを述べるの意を表す。

→「かわいい子には旅をさせろ」というが、これは現代でも通用する。

②(「…だと言う」「…と言う」の形で)ある人·物の資格·性格などを…であると認定し、そう表現するという意を表す。

→あの人は名人と言われるだけあって年をとっても腕は確かで。

③(「名を…と言う」の形で)名は…であるということを表す。

→森鴎外は本名を林太郎と言う。

④(「…と言う」の形で)話題として取り上げる。…に言及する。

→このカメラは性能といいスタイルといい申し分ない。

→今度という今度はもう許せないぞ。

(4)さらに動作性のなくなった用法。主に「…という」の形で用い、これから転じた「…っていう」「…って」の形も並び行われる。仮名で書くのが普通。

①(主に「…という」「…ということだ」などの形で)話の内容が伝聞に基づくことを表す。…と聞く。…するそうだ。…だそうだ。

→あの人には子供三人いるという。

②(「…という」「…といった」の形で)下にくる語の内容を具体的に説明?限定する意を表す。

→部長というポストははたで思うほど楽ではない。

③(「…というもの」「…ということ」などの形で)提示する語を強調して示す。

→山国育ちの彼は海というものをまだ見たことがない。

④(副詞「こう」「そう」「ああ」「どう」に「いう」「いった」が付いて)…のような、の意の連体修飾句をつくる。

→こういう病気にはこの薬が効く。

⑤指示代名詞を「という」「といった」「といって」などで受ける。

→別にこれというはっきりした理由があるわけではないが…

→まあ、なんという立派な建物でしょう。

⑥(「…といっても」「…とはいえ」「…とはいうものの」などの形で)「確かに…ではしかし…」「…したが、しかし…」などの意を表す。接続詞的にも用いられる。

→このカメラは古いとはいってもまだ十分に使える。

⑦(接続助詞「から」を「といって」で受け、下に打ち消しの語を伴って)そういう理由があっても必ずしも…ではないという意を表す。「だからといって」の形で接続詞的にも用いられる。

→当時は、大学を出たからといってもすぐに就職できたわけではない。

⑧(状態を表す語を「といったらない」の形で受けて)大いに…だ、大いに…した、などの意を表す。

→そこへ本人たちが来たもんだから、彼のあわてよういったらなっかた。

⑨(「そうかといって」「かといって」などの形で)接続詞的に用いて、ある事態を前にして、それを受け入れたくないが、受け入れないのも具合が悪いという気持ちを表す。

→あの人からこんな物をもらう筋合いはないが、そうかといって突っ返すのも角が立つ。

4 終りに

「話す」·「言う」·「しゃべる」の三つはすべて声を出して、自分の考えか事柄を説明するという意味を含める。「言う」は「ことば」を表出し、伝達は「一方的」である。これに対して、「話す」は「事柄」を言葉で描写的に説明し伝達する。「相手を意識している」という特徴が認められる。「しゃべる」は表出の仕方に「コントロールがきいていない」点に特徴が認められる。本稿を通して、学習者に指導に何か示唆できれば幸いと思う。

[1]森田良行.基礎日本語辞典.角川書店,1998.

[2]三省堂.新明解国語辞典.1999.

[3]于日平,黄文明.日语疑难问题解析.外语教学与研究出版社,2005.

[4]何午.日语近义表现分析.四川大学出版社,2006.

[5]赵福泉.日语读音词汇惯用型疑难解析.上海外语教育出版社,2003.

免责声明

我们致力于保护作者版权,注重分享,被刊用文章因无法核实真实出处,未能及时与作者取得联系,或有版权异议的,请联系管理员,我们会立即处理! 部分文章是来自各大过期杂志,内容仅供学习参考,不准确地方联系删除处理!